この記事でわかること
● simロック解除の仕組み(図解でわかる)
● simロック解除のメリット、デメリット
● iPhoneのsimロック解除のやり方
2015年5月からsimロック解除が義務化されました。
simロック解除ってiPhoneユーザーにはどんな影響があるのでしょうか?
そもそもsimロック解除って何?
simロック解除のメリット、デメリットは?
iPhoneのsimロック解除ってどうやるとできるの?
など、いまさら聞けないiPhoneのsimロック解除の基本的なことを解説していきたいと思います。
そもそもsimロック解除って何?
まずは「simロック解除とは何か」を確認しましょう。
「simロック解除」とは読んだ通り「simロック」を「解除する」ことです。
言葉で説明することもできますが、長くなりそうなので「simロック」の状態と「simロック解除」の状態を図解で確認してみましょう。
simロックって何?
simロックとは、一言でいえば「同じ会社のsimじゃないと使えない」状態のことを言います。
simロックの状態を図解すると↓のようなイメージです。
ちなみにiPhone6、6plusまではsimロックがかかった状態です。
simロックを解除するとどうなるの?
simロック解除とは、一言でいえば「どの会社のSIMカードでも端末が使える」状態のことを言います。
simロック解除の状態を図解すると↓のようなイメージです。
ちなみにiPhoneのsimロック解除はiPhone6s、6sPlusからが可能になると予想されます。
いかがでしょうか?
「simロック解除」を理解できたでしょうか?
理解できてなくても先に進みますよー(笑)。
simロック解除するメリット、デメリットは?
さて、続きまして「simロック解除のメリット、デメリット」を確認しましょう。
メリット
どの会社のSIMカードでも端末が使える
simロック解除のメリットは何と言っても「どの会社のSIMカードでも端末が使える」ようになることです。
「どの会社のSIMカードでも端末が使える」ようになるので、いわゆる「格安SIM」も使えるようになります。
格安SIMとは、一言でいえば「ドコモ、AU、ソフトバンク以外の企業が販売しているSIMカード」のことを言います。
格安SIMを販売している有名どころをいくつか紹介しますと、
などがあります。
そして、格安SIMの特徴は何と言っても「通信料金が非常に安い」ことです。
「simロック解除したiPhone」+「格安SIM」の組み合わせで、場合によっては月額利用料を安くすることも可能だと言えます。
ちなみにAppleStoreで販売している「SIMフリーiPhone」は最初からsimロックがかかっていない状態のiPhoneです。
simロック解除が面倒だという人は、SIMフリーiPhoneを購入するのも一つの手ですね。
仕事やプライベートでひんぱんに海外に行く人にもメリットがあります
日本のドコモ、AU、ソフトバンクと同じように、海外にも現地の通信会社があります。
現地の通信会社が販売しているSIMカードを使えば、現地の通信料が適応されます。
ただ、ドコモ、AU、ソフトバンクのiPhoneはsimロックがかかっているので、現地のSIMカードが使えることがほとんどありません。
当然、通信、通話するには国際ローミングになるので、現地のSIMカードを使った通信料よりも高くなります。
つまり、海外でiPhoneを使うならsimロック解除されている方が通信料が安くてお得なのです。
ちなみに「SIMフリーiPhone」は最初からsimロックがかかっていない状態なので海外でも問題なく使えます。
デメリット
どの会社のSIMカードでもiPhoneが使える
あれ?!デメリットがメリットと同じですね…。
これは書き間違いではないんです。
詳しく説明させていただきます。
何度も書きますがsimロック解除とは「どの会社のSIMカードでもiPhoneが使える」ようになることです。
ドコモ、AU、ソフトバンクの3大キャリア以外に、↑でも紹介した「格安SIM」も使えるようになります。
格安SIMの販売業者は約20社あります。(参照元:価格.com)
そこに、ドコモ、AU、ソフトバンクの3大キャリアも加えた中から、自分で自分にピッタリな料金プランを選べるようになるわけです。
そんな豊富なラインナップから自分に最適な料金プランを選ぶのは大変です。
いろんなサイトを見て情報収集したり、格安SIMを売っている電気屋の店員さんに話を聞いたり、、、
料金プランを選ぶのに大変な手間と時間がかかってしまいそうです。
ドコモ、AU、ソフトバンクなら店員さんが契約プランについて説明してくれたり、今の利用状況をもとにして最適なプランの提案をしてくれることもあります。
格安SIMだとそういったサービスもなくて、自分で選ぶことになります。
● 優柔不断な人
● 多少料金が高くてもスマホが使えればそれでいい人
は特にsimロック解除がデメリットになるのではないかと思います。
さて、iPhoneのsimロック解除のメリット、デメリットをわかっていただけましたでしょうか?
次はいよいよ、実際にsimロック解除をするにはどうすればいいのかを紹介していきます。
iPhoneのsimロック解除のやり方
続きまして「iPhoneのsimロック解除のやり方」を確認しましょう。
2015年5月よりも前に発売されたiPhoneのsimロック解除
ドコモ、AU、ソフトバンクは、2015年5月よりも前に発売されたiPhone(iPhone6、iPhone6Plusまで)のsimロック解除を受け付けないことを明言しています。
既存のiPhoneをsimロック解除する場合は当然、手間と時間とお金がかかるやり方になります。
simロック解除方法をいくつか紹介すると、
● ファクトリーアンロック
● SIMロック解除アダプタ(いわゆるSIM下駄)
● 脱獄
などがあります。
ただ、非正規なsimロック解除方法も含まれるので、専門知識を学ぶ必要もありますし(場合によっては英語を読む必要もあります)、失敗するリスクもあります。
既存のiPhoneをsimロック解除するなら、それなりの知識と、何が起きても自分で解決する覚悟を持って、自己責任でやることが前提です。
simロック解除について詳しく知りたい、学びたいという人は小龍茶館というサイトがオススメです。
iPhone6s、iPhone6sPlusのsimロック解除
ドコモ、AU、ソフトバンクが発表しているsimロック解除のルールがiPhoneにも適応されるとしたら、以下の内容でsimロック解除ができると予想されます。
キャリア | 手数料 | 期間 |
ドコモ | web手続き無料 店頭・電話手続き3,240円(税込) |
購入日から6か月以上経過 |
AU | web手続き無料 店頭・電話手続き3,240円(税込) |
購入日から180日以上経過 |
ソフトバンク | web手続き無料 店頭・電話手続き3,240円(税込) |
購入日から181日以上経過 |
simフリーiPhoneという選択肢
simロック解除の手続きが面倒くさい、半年も待っていられない、という方はSIMフリーiPhoneを購入するもの一つの手です。
ただし、ドコモ、AU、ソフトバンクがおこなっている「端末代実質0円」などが適応されないので端末代金を自分で支払う必要があります。
まとめ
iPhoneのsimロック解除を「した方がいい人」「しない方がいい人」
最後にここまでの話のまとめとして、iPhoneのsimロック解除を「した方がいい人」と「しない方がいい人」を紹介したいと思います。
iPhoneのsimロック解除を「した方がいい人」
● ドコモ、AU、ソフトバンクの料金プランで契約している必要がない人
たとえば、ドコモ、AU、ソフトバンクの料金プランに共通している「通話料の定額制」ですが、
ほとんど通話しない人はsimロック解除して「格安SIM」から自分にピッタリな料金プランを選べば月額利用料が安くなる場合もあるわけです。
iPhoneのsimロック解除を「しない方がいい人」
● 月額利用料が多少高くてもiPhoneが今まで通りに使えれば満足な人
simロック解除をすると、ドコモ、AU、ソフトバンクの3大キャリア+格安SIMの販売業者約20社の中から自分で自分にピッタリな料金プランを選ぶ必要があります。
優柔不断な人は、特にiPhoneのsimロック解除をしない方がいい人かもしれませんね。
まあ、simロック解除が必要がないsimフリーiPhoneを購入すれば悩む必要もないんですよねぇ…。
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