「シムフリーのiPhoneと格安SIMを使うことで、docomo・au・softbankで契約するよりも月々の料金が安くなるらしい。
でも、シムフリーのiPhoneや格安SIMはdocomo・au・softbankと違って自分で調べたり、設定しないといけないので面倒だ。
ちょっと調べてみたけど、専門用語もあるし、仕組みや設定のことがよくわからない。」
最近、格安SIMや格安スマホ、シムフリーといったキーワードをCMや雑誌でよく見かけるようになりました。
”格安”というだけあって、もしかしたら月々の携帯代が安くなるんじゃないか?と思う人もいるはず。
docomo・au・softbankで契約してiPhoneを使っている人は、年間10万円くらい支払ってるわけですからねぇ・・・。
ということで、今回はシムフリーのiPhoneと格安SIMを使って月々の料金を安くする方法を解説したいと思います。
内容は、シムフリーってなに?いくらなの?買いかたは?使いかたは?どれくらい安くなるの?メリット・デメリットは?どんな人にオススメなの?など、知識がなくても理解できるような初心者向けです。
シムフリーとは
シムフリーとは、スマホ・携帯電話(ガラケー)を利用するために必要なSIMカードを自分で選べる状態のことをいいます。
SIMカードとは?
SIMカードとはスマホ・携帯電話(ガラケー)に入っている電話番号、契約情報が記録されたカードです。
たとえば、softbankで契約したiPhoneはsoftbankのSIMカードであるUSMIカードしか使えません。
docomoならSIMカードはFOMAカード、auならSIMカードはICカードになります。
このような状態をシムフリーに対してシムロックといいます。
iPhoneを利用するにはdocomo・au・softbankで契約するのが一般的ですので、ほとんどのiPhoneユーザーはシムロック状態だといえます。
Apple Online StoreでiPhoneのシムフリー版を購入できます
では、どうすればiPhoneをシムフリーで使うことができるのか。
Apple Online StoreでiPhoneのシムフリー版を購入すればいいのです。
シムフリー版のiPhoneを手に入れることが月々の料金を安くする第一歩となります。
シムフリーiPhoneの種類と価格
2015年6月現在で販売されているシムフリーのiPhoneの種類と価格をまとめてみました。
16GB | 32GB | 64GB | 128GB | |
iPhone5s | ¥72,800 | ¥78,800 | × | × |
iPhone6 | ¥86,800 | × | ¥98,800 | ¥110,800 |
iPhone6Plus | ¥98,800 | × | ¥110,800 | ¥122,800 |
※価格はすべて税別です。
シムフリーのiPhoneは、docomo・au・softbankと違い、本体料金が月額料金に分割されません。
一括払いが難しい場合は、クレジットカードのリボ払いがオススメです。
シムフリーiPhoneの買い方
シムフリーiPhoneをオンラインで購入する方法をいくつか紹介します。
Apple Online Store
iPhoneの販売元のAppleオンラインストアで購入するのが一番安心です。
価格.com
シムフリーiPhoneを人気・レビュー・クチコミなどで比較できて便利です。
Amazon
新品はもちろん、中古品もあるので豊富なラインナップから選べます。
※白ロムや海外版のシムフリーiPhoneも表示されますのでご注意ください。
※国内版のシムフリーiPhoneを購入することをオススメします。
格安SIMとは
格安SIMとは、ざっくり言うとdocomo・au・softbank以外の企業が販売しているSIMカードのことをいいます。
企業を少し紹介すると、
などになります。
格安スマホも販売しています
楽天モバイルやDMMモバイルは格安SIMと自社で用意したスマホをセットにして格安スマホとして販売もしています。
格安SIMの種類と料金
格安SIMの種類
格安SIMにはデータ専用SIMと音声通話SIMの2つがあります。
データ専用SIM
データ専用SIMは音声通話ができません。
スマホやタブレットでインターネットのみを利用したい人向けのSIMカードになります。
音声通話SIM
音声通話SIMはインターネットも通話も利用できます。
音声通話SIMのほとんどはMNP(ナンバーポータビリティー)に対応しています。
現在の電話番号もそのまま使えるので、スマホでネットも通話も利用したい人向けのSIMカードになります。
格安SIMの料金
格安SIMを販売している企業は多数あり、プランも豊富ですが、その中から自分に最適なものを選ぶ必要があります。
選ぶポイント
- 音声通話SIM
ネットも通話も利用できる音声通話SIMを選びます。
インターネットのみを利用する端末としてiPhoneを利用するならデータ専用SIMでも問題ありません。
- 月額料金
現在の月額料金と比較して、どれくらい安くなるのかを確認します。
- データ制限
データ制限とは、インターネットを使う量を制限することです。
(月単位と日単位で制限する量を設定できます)
- 通信速度
格安SIMの通信速度は、低速と高速があります。
通信が遅くても構わないなら低速。
高速通信ならdocomo・au・softbankの通信速度とほぼ同じ速度になります。
- SIMカードのサイズ
利用するスマホによってSIMカードのサイズが違います。
SIMカードには
・標準SIM(iPhone3/3GSに対応)
・MicroSIM(iPhone4/4Sに対応)
・NanoSIM(iPhone5/5S/6/6Plusに対応)
があります。
以上のポイントから格安SIMの料金を比較し、自分に最適なプランを選ぶなら
がオススメです。
格安SIMの買い方
格安SIMの買い方を2つほど紹介します。
- お店で購入
家電量販店(ヤマダ、ビッグカメラ、ヨドバシカメラなど)で購入できます。
店員に相談しながら購入できるので、はじめて格安SIMを購入する人や不安な人はお店で購入するのがオススメです。
- インターネットで購入
格安SIMについて知識があって、自分がほしいものが決まっているならインターネット購入するのがオススメです。
人気ランキング、月額料金、データ量、通信速度など比較しながら選ぶなら価格.com経由で購入するのが便利です。
シムフリーiPhoneの使い方
シムフリーのiPhoneを購入し、格安SIMも購入しました。
いまあなたの手元にはシムフリーのiPhone格安SIMがあります。
あとは、
- iPhoneに格安SIMを挿し込む
- 利用開始の設定
をするだけでOKです。
格安SIMの挿し込みかたは↓の動画を参考にしてください。
利用開始の設定は、格安SIMのメーカーによって違います。
SIMカードのパッケージに同梱されている説明書をもとに設定してください。
これでシムフリーのiPhoneが使えるようになります。
月額料金の比較 『シムフリー+格安SIM VS 3大キャリアのiPhone』
格安SIMの料金がどの程度なのかを知るために、docomo・au・softbankの料金と比較してみます。
比較条件
- 音声通話SIMの料金
- 1か月に利用できるデータ量5GB
- 本体料金は含まない
docomo・au・softbankの料金(2015年6月時点の各社のWEBサイトを参照)
docomo | au | softbank | |
基本使用料 |
カケホーダイ 2,916円 |
電話カケ放題 2,916円 |
スマ放題 2,916円 |
インターネット接続料 |
spモード 324円 |
LTE NET 324円 |
S!ベーシックパック(i) 324円 |
データ定額料 |
データMパック(標準) 5,400円 |
データ定額5(5GB) 5,400円 |
標準(5GB) 5,400円 |
合計 | 8,640円(通話料込み) | 8,640円(通話料込み) | 8,640円(通話料込み) |
※価格はすべて税込です。
月額料金が安い上位3社の格安SIMの料金(2015年6月時点の価格.comを参照)
DMMmobile | U-MOBILE | OCNモバイル | |
月額料金 |
通話SIMプラン 5GB 2,127円 |
U-mobile 通話プラス 5GB 2,138円 |
OCN モバイル ONE(5GB) 2,322円 |
平均 2,195円(通話料含まず) |
※価格はすべて税込です。
無料通話アプリなどを使うことで通話料が一切かからなければ、最大で月額6,445円も節約できます。
シムフリーiPhone+格安SIMのメリット・デメリット
さて、実際にシムフリーiPhone+格安SIMにしてみようと考えたときに判断の基準になるのがメリット・デメリットです。
以下にメリット・デメリットを紹介しますので参考にしていただければと思います。
メリット
- 月額料金を節約できる
- 海外でもiPhoneを安く快適に使える
- 2年縛りから解放される
デメリット
- 格安SIMの豊富なラインナップから自分に最適なプランを選ぶのが大変
- iPhoneの本体料金の分割支払い・割引(下取り)ができない(クレジットカードのリボ払いなら可能)
- 長時間の通話は料金が割高になることがある
- docomo・au・softbankが提供しているメールアドレスが使えなくなる
まとめ
こんな人はシムフリーiPhone+格安SIMがオススメ
月々の料金だけにみると、シムフリーiPhone+格安SIMを使えばdocomo・au・softbankで契約するよりも節約できます。
しかし、↑のデメリットでも書きましたが、場合によっては通話料が割高になったり、本体料金の割引(下取り)が無いことで、docomo・au・softbankで契約したほうが安かったということもあり得ます。
というわけで、こんな人ならシムフリーiPhone+格安SIMを使ったほうがいいですよ、という話をして終わりたいと思います。
- ほとんど通話をしない(通話は無料アプリやFaceTimeオーディオでじゅうぶん)
- 人との連絡はSNS(LINE・Facebook・Twitter)やフリーメール(Gmail・Yahooメール)で問題ない
- Wi-Fiが完備された環境で生活している
自分は↑のような感じだなという場合はシムフリーiPhone+格安SIMで月々の携帯代を節約できると思いますよ。
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